特許分析から見える環境技術の現在地と知財経営への利用 |
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講師 | 佐藤総合特許事務所 弁理士 佐藤 寿(さとう ひさし) |
開催日 | 2022/09/28(水) 13:30 〜 15:30 |
会場 | オンライン形式(TEAMS) 申し込まれた方には後日、TEAMSの招待メールをお送りします。 ※9/22招待メール発送しました。 Teams参加方法 |
受講料(税別) | 無料 |
定員 | 100名 |
テーマ | 特許分析から見える環境技術の現在地と知財経営への利用 〜グリーン成長戦略からGXTIまでの概観とパテントマップEXZを用いた注目企業の分析〜 |
講師 |
富山大学大学院修了後、特許事務所で権利化実務に従事
その後、半導体製造装置メーカに転職し、知財と経営戦略を兼務 マーケティング視点から特許の権利化・管理の効率化を進め、経営の視点から経営に資する知財活動を推進。技術の特許化による他社への牽制だけでなく、特許分析・マーケット分析を行い社内に共有することで製品の売上げに貢献。 2019年に弁理士試験合格し、2020年に弁理士登録。 2021年より佐藤総合特許事務所を開設 中小企業を主に特許などの権利化業務を行うとともに、マーケット調査と特許分析を連携した分析によりスタートアップから大手企業まで知財業務を支援 |
講義概要 | 企業経営においてはカーボンニュートラル(脱炭素)のような環境的な社会的目標を達成するための取組みの推進が必要不可欠になってきています。このような活動を後押しするために、2021年6月に日本の脱炭素関連戦略をまとめた「グリーン成長戦略」が経済産業省から公表されています。 また、グリーン技術を客観的に特定する指標として、国際的な付与が進められているCPC(共通特許分類)では「Y02(気候変動に対する緩和等の技術)」分類があります。また、グリーン技術に関連する特許分類を公的機関がまとめたものとして、WIPOが公表している「WIPO Green Inventory」や、特許庁が2022年6月に公表した「GXTI(Green Transformation Technologies Inventory)」も存在します。 この講義ではこれらについて解説し、PatBaseⓇを用いて分析したGXTIに基づく環境技術の出願トレンドも解説します。 また、これらの環境技術指標を参考に選んだ注目企業についてパテントマップEXZを利用して詳細分析することで、各社の強みや注目すべきポイントなどを解説し、知財経営への利用法についても解説します。 1 全体トレンドの紹介 1.1 グリーン技術の概要 1.1.1 経済産業省によるグリーン成長戦略 1.1.2 その他のグリーン技術関連情報 1.2 グリーン技術関連指標 1.2.1 Y02(気候変動に対する緩和等の技術) 1.2.2 WIPO Green Inventory 1.2.3 GXTI(Green Transformation Technologies Inventory) 1.3 PatBaseによるグリーン技術の概要分析 1.4 全体俯瞰 1.5 特許分析ダッシュボードを用いた注目分野の分析 2 パテントマップEXZを用いた注目企業の分析 2.1 企業分析 2.1.1 知財を経営ツールとしての利用を進め脱炭素で新事業創出を狙う「旭化成」 2.1.2 群雄割拠する中国電池メーカ(新設企業をメインに) 2.1.3 脱化繊のプロテイン繊維でスタートアップ市場の注目を集める「Spiber」 2.2 パテントマップEXZを利用した分析手法の紹介 2.2.1 SPスコアTM 2.2.2 特許分類バブルマップ 3 知財経営への応用手法の紹介 3.1 IPL 3.2 コーポレートガバナンス・コード対応に伴う知財情報発信への利用 3.3 GX経営の推進 |