セミナー番号:2018ys04 【開催終了】

 パテントテック社では特許情報、科学技術情報を分析し視覚化(パテントマップ)して特定技術の動向調査分析報告書を提供しております。
 パテントテック社では、
  (1)「活用セミナー」・・情報の分析、マップ化、活用方法等のテクニックについて、
  (2)「戦略セミナー」・・知的財産の創造、保護、活用方法等の運用について、
等さまざまな分野の経験者をお招きしてセミナーを継続的に開催致しております。
本年は「戦略セミナー」として昨年好評をいただきました『知財戦略と強い特許網構築の実践』をテーマに内容を充実して実施いたします。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
「企業力強化のための知的財産戦略」セミナー
『知財戦略と強い特許網構築の実践』 <第12回目> 
〜強い特許を確保するためのクレーム戦略とその実例・留意点〜
講師 宇都宮大学客員教授 山村 正明 氏 (元花王株式会社特許部長)
開催日 2018/09/14(金)  13:00 〜 16:30
会場 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2東ビル606号
PAT-T606会議室

会場地図はこちら
受講料(税別) 有料/ 1名につき27,500円(資料付)別途、消費税相当額と合わせてご入金いただきます。
定員 25名

【プログラム No.1】

テーマ 『知財戦略と強い特許網構築の実践』 <第12回目>
〜強い特許を確保するためのクレーム戦略とその実例・留意点〜

講師

宇都宮大学客員教授 山村 正明 氏 (元花王株式会社特許部長)

■講師紹介
山村 正明(やまむら まさあき)

1975.大阪大学基礎工学研究科化学専攻博士課程修了
1975.花王株式会社 研究所 配属
1983.花王株式会社 研究室長
1998.花王株式会社 特許部長
1999.花王株式会社 知的財産センター部長
2005.宇都宮大学 教授 知的財産センター長
2013.宇都宮大学退職

<主要著書>
 ★「化粧品研究開発者に必要な特許に関する知識」,Cosmetic Stage,6,No.7,p33〜55(2012) 
 ★「プロパテント時代の出願・権利化戦略(1〜2)」 
   研究開発リーダー,5,No.11,p43〜47 (2009)及び5,No.12,p45〜48 (2009) 
 ★「知的財産を活用した地域活性化マーケッティング(上・中・下)」 
   週刊農林,2006,p14〜15 (2008)、2007,p 8〜10 (2008)及び2013,p 9〜11 (2008)
 ★「知財のイロハ」 (日刊工業新聞社 連載記事、2006.8〜2006.11) 

   E-mail:yamamura.m@384.jp


講義概要
ライバル企業に勝つためには、知的財産権重視の経営が重要であり、事業戦略や研究戦略と整合した
知財戦略を定め、これを実現していく「強くて良い特許網の構築」が絶対条件であります。
このセミナーでは、知財部門の人、研究リーダーなどの知財の重要性を意識している人や社内の知財教育
に関心のある人を主対象にしたものであり、事例や最近の判例を多数取り入れて、知財戦略、訴訟に強い
特許出願について分かりやすく説明する実践的なセミナーです。

I.特許制度の要点
 (1)出願から満了までの流れ
   1.国内優先権制度
   2.分割出願制度
  *3.早期審査請求のメリットとデメリット
  
 (2)特許要件 
   1.審査官の審査の仕方
   2.進歩性と容易想到性
   3.判例から見た進歩性
    1)阻害要因
    2)動機付け
    3)事後分析的思考の排除
    4)「試みをしたはず」の示唆
    5)解決課題の設定

II.「強くて良い特許網」の構築
 (1)強くて良い特許
 (2)出願活性化の仕掛け
 (3)発明の展開 
   1.物の特許と方法の特許
   2.川上製品と川下製品
  *3.顧客の製品カテゴリー

 (4)明細書等作成の留意点
   1.3つの視点
   2.請求項のポイント
    1)サポート要件
    2)明確性要件
    3)内的付加と外的付加

   3.明細書のポイント
    1)実施可能要件
    2)好ましい態様と中位概念
    3)ポジティブ表現

  *4.特許網構築の3つの視点
  
 (5)判例から見た明細書等記載要件
  
III.戦略的クレーム
 (1)用途発明クレーム
 (2)パラメータクレーム
 (3)機能クレーム
 (4)プロダクト・バイ・プロセスクレーム
  
IV.身近な製品を特許出願の成功・失敗例
  
V.事例にみる知財戦略

*付与項目:新たに追加した講義項目

<ご案内>パテントテック社では、今後も継続して企画実施してまいりますのでご期待ください。
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