★楽器シリーズ第 2弾!

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楽器を科学する ~温故知新のこころ~

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楽器の研究 よもやま話


定価 ¥ 1,890(税込)
販売価格 ¥ 1,890(税込)
商品番号:108002
ISBN: 978-4-903895-41-5

■発刊日:2010年7月6日
■販売:パテントテック社

■著者:永井 洋平 ・ 村上 和男
■監修:ミクムス研究所
■発行所:株式会社 ITSC 静岡学術出版事業部
■資料体裁:B6判、171頁、単行本

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楽器を改良・開発するためには「良い楽器とは何か」を科学的に追及しなければなりません。
楽器からどのような原理で音が出て、それがなぜ人々を感動させるのか、今以上に「良い楽器」をつくるためにはどうすれば良いかを、厳しく冷静な目で分析していきます。
本書は、楽器メーカーで長く研究開発に携わってきた著者が紹介するエピソードを通して「良い楽器とは何か」を考える
ものです。



目次
まえがき
はじめに
第1章 よもやま話 その1 永井 洋平
 1.楽器研究の世界
 2.楽器を評価する力
 3.ストラディバリは本当に名器なのか
 4.楽器の入力装置
 5.ピアノとピアノ音楽の革新
 6.ディジタル電子楽器の黎明期と特許係争

第2章 よもやま話 その2 村上 和男
 7.楽器の設計・制作過程と音作り
 8.米国特許に見るスタインウェイピアノの設計思想
 9.良いバイオリンを創る
 10.今も進化し続ける自動ピアノは面白い
 11.そしてピアノは静かになった
 12.金管楽器の吹き易さと鳴らし易さの要因

第3章 楽器の研究事例
Ⅰ 世界の楽器研究者たち   永井 洋平
 1.管楽器作りのための技術導入時代
 2.ハーヴェイ・フレッチャーとの会見
 3.レップとパリ大学楽器研究グループ
 4.クレーマーと楽器音響学
 5.アドルフ・サックスに挑戦すれど
 6.天才 ネーダーヴィーンの管楽器研究
 7.会社重役 コルトマンのフルート研究
 8.R.T.ジョーンズのバイオリン研究
 9.ハッチンスのバイオリン族楽器の研究
 10.ジャン・クロード・リセの音楽創造の世界

Ⅱ 金管楽器吹奏系の音響特性設計に関する研究   村上 和男
 1.トランペットのタッピング音による評価
 2.トランペットの音高特性
 3.トランペットのマウスピースの形状と音響特性

参考図書
あとがき

<著者紹介>

永井洋平(ながい・ようへい)
 1938.東京都に生まれる。
 1960.日本楽器製造(現、ヤマハ)入社。
     フランス、ドイツに留学(2年間)。
     管楽器、ピアノ、電子楽器、弦楽器、打楽器の研究に従事。
     楽器研究所所長。
 1998.ソシエテ・ナガイ 開設。
     音響コンサルタント。
     日仏文化交流の活動。
 2001.楽器創造館 館長就任。

村上和男(むらかみ・かずお)
 1945.愛知県に生まれる。
 1968.日本楽器製造(現、ヤマハ)入社。
     管楽器、打楽器、ピアノの音響研究と電気ピアノ、自動ピアノ、
     バイオリンなどの開発を担当。
 2001.ミクムス研究所創設、ウェブ上で楽器創造館を主宰。
 2008.博士(工学)
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