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木質資源利用技術と市場
定価 ¥ 91,300(税込)
販売価格 ¥ 91,300(税込)
商品番号:dc0261
ISBN: 978-4-7813-1765-6
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■発刊日:2023年11月8日
■販売者:パテントテック社
■出版社:株式会社シーエムシー出版
■資料体裁:B5判、233頁
★100%バイオマスプロダクトを目指した木質成形技術!
★立体成形パルプモールドやバルカナイズドファイバー,進化型ウッドプラスチックなどを詳述!
★建材,木質材料,木粉,ウッドプラスチック,木材パルプ,セルロース製品,ヘミセルロース,リグニン,バイオマスプラスチックの市場動向も解説!
■刊行にあたって
脱炭素社会構築にあたり,化石資源の利用を抑制し,再生可能資源であるバイオマス資源,とりわけ資源量が多く,食糧生産と競合しない木質資源(木材,竹,稲わら…)の活用が望まれます。
【技術編】は,①パルプをシート状の紙ではなく立体的に成形するパルプモールド,②紙を薬品処理により成形加工できるようにしたバルカナイズドファイバー,③天然系基材と天然系バインダーの組み合わせによるストロー開発,④射出成形性や海洋生分解性が付与された進化型のウッドプラスチック,⑤プラスチックを用いず糖類を用いて木粉を成形する技術,そして⑥⑦バルクな木材そのものを三次元に成形する技術2件です。
【市場編】は,シーエムシー出版の編集で,木材,木粉,木質ペレット,パルプ,建築資材,木質材料(集成材,合板,ボード類),ウッドプラスチック,セロファンやレーヨン,セルロース誘導体等のセルロース製品など,現在市場にある木質資源由来の製品が網羅されています。
本書が,木質資源利用技術や動向を把握する事典として,関係者の方々のアイディア創出の参考になれば幸いです。(巻頭言より抜粋)
■著者一覧
野中 寛 三重大学
石原雄大 日本モウルド工業㈱
根本純司 北越コーポレーション㈱
酒井日出子 (地独)東京都立産業技術研究センター
三宅 仁 アイ-コンポロジー㈱
梶川翔平 電気通信大学
三木恒久 (国研)産業技術総合研究所
足立幸司 秋田県立大学
【技術編】
第1章 パルプモールドの需要や開発動向
1 歴史
2 製造方法
3 世界情勢
4 国内情勢
5 環境性能
6 開発動向
第2章 成形可能なオールセルロース材料バルカナイズドファイバー
1 はじめに
2 歴史
3 構造
4 物理的な特徴
5 加工
5.1 接合方法の検討
5.2 成形加工の検討
6 おわりに
第3章 100%天然素材を用いたストロー試作
1 はじめに
2 試作
2.1 材料
2.2 実験
3 結果と考察
4 おわりに
第4章 成形自由なウッドプラスチック「i-WPC」及び海洋生分解性バイオマス複合プラスチック「Biofade」
1 はじめに
2 先進的な木粉プラスチック複合材料「i-WPC」(Innovative Wood Plastic Composite)
2.1 先進的ウッドプラ複合材「i-WPC」の概要
2.2 i-WPCの物性
2.3 i-WPCの成形
3 海洋生分解性バイオマス複合材料「BiofadeTM」
3.1 海水での生分解性
3.2 Biofadeの概要
3.3 Biofadeの生分解性
3.4 Biofadeの物性
3.5 Biofadeの成形
4 おわりに
第5章 スクロースおよびクエン酸混合木粉の射出成形および押出し成形
1 はじめに
2 スクロースおよびクエン酸混合木粉の流動性
3 スクロースおよびクエン酸混合木粉の射出成形
4 スクロースおよびクエン酸混合木粉の押出し成形
5 おわりに
第6章 木質系素材の組織構造を活かした三次元成形と複合材料化(木質流動成形)
1 はじめに
2 木質系素材の固相流動化
3 木材の変形・流動特性
4 半密閉金型を用いた水膨潤木材の成形
5 各種膨潤木材の大気圧下での変形挙動と成形
6 木質流動成形の実例
7 おわりに
第7章 木材の立体形状加工
1 はじめに
2 木材の立体形状加工
3 おわりに
【市場編】
1 森林や木材に関する統計,木材の用途
2 建材
2.1 住宅用構造資材 戸建て,マンション
2.2 公共構造資材 スタジアム,木造橋,中層ビル
2.3 校舎,医療用施設
2.4 内装
3 木質材料
3.1 木材
3.2 木質ボード
3.3 パーティクルボード(Particle Board:PB)
3.4 ファイバーボード(Fiber Board:FB)
3.5 その他木質ボード
4 木粉
5 ウッドプラスチック
5.1 WPCの種類と特徴
5.2 WPCの原料
5.3 WPCの生産方法
5.4 エクステリア
5.5 建築外構・外装
5.6 公園
5.7 その他
5.8 市場動向
5.9 メーカー動向
6 木材パルプ,パルプ化,その他の成分分離技術
6.1 植物セルロース関連技術
6.2 機能性セルロースの概要
6.3 機能性セルロースのメーカー動向
7 セルロース製品
7.1 紡糸技術
7.2 レーヨン(ビスコースレーヨン)
7.3 キュプラ(銅アンモニアレーヨン)
7.4 テンセル®(リヨセル)
7.5 半合成繊維(アセテート繊維)
7.6 セロファン(セロハン)
7.7 セルロースナノファイバー(セルロースミクロフィブリル)
7.8 セルロース誘導体
7.9 セルロースエステル
7.10 化粧品用途
8 ヘミセルロース
8.1 概要
8.2 ヘミセルロースおよびヘミセルロース誘導体の種類
8.3 木材ヘミセルロースの抽出技術
8.4 木材ヘミセルロース由来のオリゴ糖
8.5 ヘミセルロースの市場開発
9 リグニン由来製品
9.1 概要
9.2 リグニンバニリンの製造技術
9.3 リグニンの応用
9.4 メーカー動向
10 バイオマスプラスチック
10.1 微生物産生系生分解性プラスチック
10.2 天然系生分解性プラスチック
10.3 化学合成系生分解性プラスチック
10.4 生分解性プラスチックの主な用途分野
10.5 わが国の生分解性プラスチック