★提携会社 書籍のご案内
多孔質体ハンドブック
定価 ¥ 74,800(税込)
販売価格 ¥ 74,800(税込)
商品番号:dn0085
ISBN: 978-4-86043-824-1
下記から目次項目単位を選択し、購入目次を設定願います。
■発刊日:2023年6月16日
■販売者:パテントテック社
■出版社:株式会社エヌ・ティー・エス
■資料体裁:B5版、912頁
多孔質体の性質と評価・応用を纏めたハンドブック。
多孔質体の応用に重点。幅広い分野。特に医療、電池・電子を
充実させた実用書。新しい材料の研究開発にも役立つ内容。
●執筆者
【監 修】
竹内 雍 明治大学名誉教授
【編集委員】 (五十音順)
新井 啓哲 東海カーボン株式会社 富士研究所 所長
川田 和之 東洋紡エムシー株式会社 執行役員営業本部副本部長/環境・ファイバー営業ドメイン長/
東洋紡株式会社 執行役員
【執筆者】
竹内 雍 明治大学名誉教授
青山 裕飛 フタムラ化学株式会社 岐阜工場粉末グループ技術チーム
児玉 淳史 フタムラ化学株式会社 広島工場技術グループ グループリーダー
並木 謙太 フタムラ化学株式会社 岐阜工場粒状グループ技術チーム チームリーダー
横井 誠 フタムラ化学株式会社 岐阜工場機能グループ技術チーム チームリーダー
新井 啓哲 東海カーボン株式会社 富士研究所 所長
平崎 哲郎 東海カーボン株式会社 開発戦略本部富士研究所 主任研究員
岡田 武将 東洋紡エムシー株式会社 開発本部環境・ファイバー開発ドメイン環境ソリューション
開発セクション環境ソリューション装置開発グループ
大満 康弘 株式会社レゾナックユニバーサル(旧社名:ユニオン昭和株式会社) 営業部
中島 靖 第一稀元素化学工業株式会社 技術本部研究開発室 室長
高見 公彰 オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 商品開発部 課長
吉田 智 東ソー株式会社 無機材料研究所 無機材料研究所長
河合 真 富士シリシア化学株式会社 研究開発グループ サブリーダー
木村 辰雄 国立研究開発法人産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門ナノポーラス材料グループ
研究グループ長
町田 慎悟 東京理科大学 先進工学部 助教
清水 正高 宮崎県工業技術センター 材料開発部 専門主幹
青木 謙治 東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授
安川 政宏 東洋紡エムシー株式会社 開発本部環境・ファイバー開発ドメイン環境ソリューション
開発セクションアクア膜基礎開発グループ リーダー
逸見 龍哉 東洋紡エムシー株式会社 開発本部環境・ファイバー開発ドメイン機能ファイバー・
不織布開発セクション不織布マテリアル開発グループ
安藝 泰雄 日本エクスラン工業株式会社 研究開発部 部長
田中 茂樹 日本ダイニーマ株式会社 代表取締役社長
出水 丈志 室町ケミカル株式会社 化学品事業部化学品1部 担当部長
平林 佐太央 信越化学工業株式会社 シリコーン電子材料技術研究所 主席研究員
鈴木 一充 SDPグローバル株式会社 取締役/研究・開発担当
堀 彰宏 SyncMOF株式会社 取締役/最高技術責任者
田中 俊輔 関西大学 環境都市工学部 教授
築田 憲明 レンゴー株式会社 中央研究所セルロース材料研究部 担当部長代理/課長
杉山 公寿 レンゴー株式会社 中央研究所セルロース材料研究部 部長
串崎 義幸 株式会社日本製鋼所 広島製作所樹脂加工機械部樹脂加工第2G 担当課長
瀬口 正晴 神戸女子大学名誉教授
鈴木 義丈 明治大学 理工学部 専任講師
干川 康人 東海カーボン株式会社 研究戦略本部富士研究所 主務研究員
石橋 歩 東海カーボン株式会社 開発戦略本部富士研究所
竹内 隆 東海カーボン株式会社 開発戦略本部富士研究所 課長
田中 一宏 山口大学 大学院創成科学研究科 教授
根本 源太郎 大川原化工機株式会社 開発部 部長
鍋谷 浩志 東京家政大学 栄養学部栄養学科 教授/学科長
川勝 孝博 栗田工業株式会社 イノベーション本部1B部門分離―分解技術開発グループ 研究主幹
瀬髙 俊哉 東海カーボン株式会社 開発戦略本部富士研究所
中川 博 日本音響エンジニアリング株式会社 ソリューション事業部
八重 真治 兵庫県立大学 大学院工学研究科 教授
松本 歩 兵庫県立大学 大学院工学研究科 助教
佐藤 俊介 フタムラ化学株式会社 鶴見工場技術グループ
西出 竜太 吸着技術工業株式会社 技術グループ
足立 正 三菱ケミカル株式会社 R&D変革本部福岡研究所有機機能材料研究室 主任研究員
飛弾野 龍也 大陽日酸株式会社 技術開発ユニット山梨ソリューションセンターガス分離開発部 部長
松村 芳美 公益社団法人産業安全技術協会 TIISフェロー
古澤 巳千雄 永柳工業株式会社 取締役/開発部 部長
(故)近藤武夫 (元)株式会社東レリサーチセンター 産業技術調査研究部 主席研究員
熊野 淳夫 東洋紡株式会社 サステナビリティ推進部 シニア・テクニカルアドバイザー
三浦 佑己 東洋紡エムシー株式会社 岩国環境・ファイバー工場アクア膜製造ユニット開発・
技術サービスグループ 課長
角倉 康介 AGC株式会社 化学品カンパニー企画部市場戦略室水素・エネルギー材料開発グループ
グループリーダー
金子 隆之 AGC株式会社 化学品カンパニー基盤技術部素材膜開発室機能膜技術グループ サブリーダー
戸田 洋 AGCエンジニアリング株式会社 取締役メンブレン事業部 部長
大石 正典 AGCエンジニアリング株式会社 メンブレン事業部セレミオン部 部長
田柳 順一 AGC株式会社 化学品カンパニー企画部市場戦略室水素・エネルギー材料開発グループ
プロフェッショナル
鈴木 翔 AGCエンジニアリング株式会社 メンブレン事業部サンセップ部 主任技師
徳永 和彦 三菱ケミカル株式会社 分離材事業部技術グループ マネージャー
野村 幹弘 芝浦工業大学 工学部 教授
松元 雄介 日揮触媒化成株式会社 石油精製触媒研究所HTC研究グループ マネージャー
今井 裕之 北九州市立大学 国際環境工学部 准教授
菅沼 学史 北海道大学 触媒化学研究所 触媒反応研究部門 准教授
片田 直伸 鳥取大学 工学部付属GSC研究センター 教授
戸塚 香織 日揮ユニバーサル株式会社 環境触媒研究室
坂本 圭 日揮ユニバーサル株式会社 環境触媒研究室
植田 郁生 山梨大学 大学院総合研究部 准教授
中神 光喜 豊橋技術科学大学 大学院応用化学・生命工学系 助教
齊戸 美弘 豊橋技術科学大学 大学院応用化学・生命工学系 教授
中村 洋 東京理科大学名誉教授
森 勝伸 高知大学 理工学部 教授
大西 敦 株式会社ダイセル CPIカンパニー ライフサイエンス研究開発センター 所長
大西 崇文 株式会社ダイセル CPIカンパニー ライフサイエンス研究開発センター 主席研究員
福田 大祐 株式会社ダイセル CPIカンパニー ライフサイエンス研究開発センター 研究員
椎名 真己 JNC株式会社 ライフケミカル事業部管理部 主務
林 敏昭 東洋紡エムシー株式会社 環境・ファイバー開発ドメイン フェロー
稲葉 芳彦 東洋濾紙株式会社 濾紙開発部 部長
岸 敬治 東洋濾紙株式会社 濾紙本部 シニアアドバイザー
石川 敏 関西金網株式会社 取締役/技術部長
竹田 はつ美 三菱ケミカル株式会社 アクア・ソリューション研究室 主席研究員
安武 昭典 安武技術士総合事務所 代表
中馬 高明 栗田工業株式会社 イノベーション本部先進水処理開発グループ 研究主幹
塩野 貴史 キリンビバレッジ株式会社 商品開発研究所 副所長
越膳 浩 株式会社明治 技術研究所 課長
金澤 成俊 鎌田醤油株式会社 技術部品質保証課 係長
森 武士 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部
工業試験場材料技術部 研究主任
執行 達弘 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部
工業試験場材料技術部 主査
野村 隆文 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部
工業試験場材料技術部 部長
山野 善正 一般社団法人おいしさの科学研究所 理事長
川染 節江 明善短期大学名誉教授
鈴木 高広 近畿大学 生物理工学部 教授
上田 稔 鈴木油脂工業株式会社 研究開発部 次長
渡部 毅 株式会社ワイエムシィ 経営戦略室 課長
中川 明郎 岩井ファルマテック株式会社 常務取締役
赤松 浩 岩井ファルマテック株式会社 常務取締役
山下 明泰 法政大学 生命科学部 教授
平野 竜一郎 旭化成メディカル株式会社 血液浄化事業部
島津 順平 東洋紡株式会社 メディカル研究所機能膜開発センター
川勝 雄太 東洋紡株式会社 メディカル事業総括部メディカル海外戦略部
佐藤 容司 帝人ファーマ株式会社 在宅医療事業創造部
本郷 智子 旭化成メディカル株式会社 バイオプロセス事業部 リードエキスパート
松林 秀繁 東洋紡株式会社 メディカル事業総括部医療機器事業部
相澤 守 明治大学 理工学部 教授
川添 直輝 国立研究開発法人物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター
生体組織再生材料グループ 主席研究員
陳 国平 国立研究開発法人物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター
生体組織再生材料グループ グループリーダー
村上 義彦 東京農工大学 大学院工学研究院 教授
谷口 明男 株式会社シナネンゼオミック 研究開発部 部長
林 灯 九州大学 エネルギー研究教育機構 教授
八木 一三 北海道大学 大学院地球環境科学研究院 教授
増田 佳穂 東海カーボン株式会社 富士研究所 主務研究員
西川 聡 帝人株式会社 電池部材事業部セパレータ開発課 課長/帝人グループ技術主幹
向井 紳 北海道大学 大学院工学研究院 教授
岩村 振一郎 北海道大学 大学院工学研究院 助教
田島 大輔 福岡工業大学 工学部 教授
松本 晋一 NISSHAエフアイエス株式会社 技術部 執行役員/技術部部長
兵藤 豊 株式会社KRIスマートマテリアル研究センター 主任研究員
山口 日出樹 株式会社KRIスマートマテリアル研究センター 主席研究員
阿部 一智 株式会社巴川製紙所 iCasカンパニー開発本部技術研究所/粘接着開発グループGM代理
窪田 達郎 発泡スチロール土木工法開発機構 事務局
吉田 智哉 株式会社タック テクノセンター技術課 技術課長
瀧川 信二 株式会社タック 役員室 代表取締役
小澤 政範 東海カーボン株式会社 開発戦略本部富士研究所第二研究室 主務研究員
毛利 敏彦 NTNアドバンストマテリアルズ株式会社 技術部 部長
山下 智典 NTNアドバンストマテリアルズ株式会社 技術部焼結技術開発グループ 主査
大門 恵美子 大塚化学株式会社 研究開発本部材料開発研究所 エグゼクティブエキスパート
遠藤 好司 ラサ工業株式会社 電子材料事業部 開発営業課長
石川 慶浩 ラサ工業株式会社 RAMM開発センター 主査
長谷川 裕晃 日揮ホールディングス株式会社 サステナビリティ協創部技術開発センター チームリーダー
沼口 遼平 川崎重工業株式会社 技術開発本部技術研究所エネルギーシステム研究部 主任研究員
奥村 雄志 川崎重工業株式会社 技術開発本部技術研究所エネルギーシステム研究部 主任研究員
西部 祥平 川崎重工業株式会社 技術開発本部技術研究所エネルギーシステム研究部 主任研究員
吉澤 克浩 川崎重工業株式会社 技術開発本部技術研究所エネルギーシステム研究部 課長
第1編 多孔質体の基礎事項
第1章 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.多孔質体の構造と分類法
3.多孔質体の基礎的性質
4.多孔質体を巡る研究・技術の動向
5.おわりに
第2章 無機質多孔質体
第1節 炭素質多孔質体
第1項 活性炭<青山 裕飛/児玉 淳史/並木 謙太/横井 誠>
1.はじめに
2.活性炭の賦活方法
3.粉末状活性炭
4.粒状活性炭
5.活性炭加工製品
第2項 カーボンブラック <新井 啓哲>
1.はじめに
2.カーボンブラックの製法
3.カーボンブラックの基本的性質
4.カーボンブラックの品種分類と代表的特性
5.おわりに
第3項 炭素・人造黒鉛製品 <平崎 哲郎>
1.炭素・人造黒鉛製品の特性と用途
2.炭素・人造黒鉛製品の製造方法
3.炭素・人造黒鉛製品の市場
第4項 木炭・石炭系多孔質体 <平崎 哲郎>
1.木炭および石炭系製品
第5項 繊維状活性炭 <岡田 武将>
1.はじめに
2.繊維状活性炭の製法
3.繊維状活性炭の外観と細孔構造
4.繊維状活性炭の吸脱着特性
5.繊維状活性炭の応用例
6.おわりに
第2節 セラミックス系多孔質体
第1項 ユニオン昭和㈱製UOP 製アルミナ<大満 康弘>
1.はじめに
2.製 法
3.活性アルミナの特徴
4.モレキュラーシーブとの比較
5.用 途
6.UOP 製アルミナ
7.おわりに
第2項 ジルコニウム化合物 <中島 靖>
1.はじめに
2.水熱合成法
3.ゾル-ゲル法
4.ソルボサーマル法
5.ゲル・凍結・焼成法
第3項 吸収性人工骨 <高見 公彰>
1.人工骨
2.人工骨の種類と材料
3.多孔質化の目的
4.吸収性人工骨の生体反応と気孔構造
5.医療機器としての吸収性人工骨への要求
6.改善の取り組み
7.将来展望
第4項 炭化ケイ素(SiC) <平崎 哲郎>
1.SiC の製法と市場
2.SiC 発熱体
3.SiC 耐火物
第3節 ゼオライト系多孔質体
第1項 東ソー㈱製ゼオライト多孔質体<吉田 智>
1.はじめに
2.ゼオライトとは
3.ゼオライトの機能
4.ゼオラム®(モレキュラーシーブス)
5.HSZ ®(ハイシリカゼオライト)
第2項 シリカゲル <河合 真>
1.はじめに
2.シリカゲルの構造
3.シリカゲルの種類
4.シリカゲルの製造方法
5.シリカゲルの特性
6.おわりに
第4節 メソ多孔体 <木村 辰雄>
1.はじめに
2.界面活性剤を利用したメソポーラス物質の合成
3.メソ多孔体の構造分析
4.メソ多孔体の形態制御
5.メソポーラスシリカを利用した主な応用研究
6.おわりに
第5節 粘土系多孔質体 <町田 慎悟>
1.はじめに
2.中空の粘土系多孔質体
3.繊維状の粘土系多孔質固体
4.層状の粘土鉱物やその類縁材料の層間を利用した多孔質体
5.おわりに
第6節 多孔質ガラス <清水 正高>
1.歴 史
2.製 法
3.材料特性
4.応用例
5.あとがき
第3章 有機質多孔質体
第1節 木材・木質材料 <青木 謙治>
1.木 材
2.製 材
3.集成材
4.単板積層材(LVL)
5.直交集成板(CLT)
6.合 板
7.構造用パネル(OSB)
8.パーティクルボード(PB)
9.繊維板(ファイバーボード)
第2節 ポリマー系多孔質体
第1項 高分子膜 <安川 政宏>
1.はじめに
2.フィルターと分離膜について
3.分離対象の大きさと膜の種類について
4.膜の多孔性とその分離機構について
5.製膜手法とその膜構造
6.おわりに
第2項 繊 維<逸見 龍哉/安藝 泰雄/田中 茂樹>
1.はじめに
2.繊維系多孔質体とは
3.繊維系多孔質体の特徴とキャラクタリゼーション
4.繊維系多孔質体の応用例
第3項 イオン交換樹脂 <出水 丈志>
1.はじめに
2.イオン交換樹脂による分離の原理
3.各種イオン交換樹脂の性能と特徴
4.イオン交換樹脂の分離への適用例
5.まとめ
第4項 シリコーン多孔質体 <平林佐太央>
1.はじめに
2.シリコーンゴムの分類と発泡体に用いられるシリコーンについて
3.加熱硬化型シリコーンゴムの架橋反応
4.シリコーン発泡体の種類と製造方法
5.おわりに
第5項 高吸水性樹脂 <鈴木 一充>
1.はじめに
2.高吸水性樹脂の定義
3.高吸水性樹脂の特性
4.吸水の原理
5.高吸水性樹脂の製造方法
6.高吸水性樹脂の用途
7.おわりに
第3節 多孔性配位高分子/ 金属有機構造体
第1項 ナノポーラス材料 <堀 彰宏>
1.エネルギー資源の変遷におけるナノポーラス材料の重要性
2.自己集積型ナノポーラス材料・MOF(Metal-Organic Framework)
3.高機能ナノポーラス材料の開発を目的とした最先端物性測定技術
4.MOF 実用化への道
第2項 ゼオライト型ソフト多孔性錯体<田中 俊輔>
1.はじめに
2.MOF膜の種類と製膜方法
3.MOF膜の分離性能と構造柔軟性
4.おわりに
第4節 パルプを利用した多孔質材料 <築田 憲明/杉山 公寿>
1.はじめに
2.多孔質セルロース粒子
3.セルロース塗工シート
4.高機能ゼオライト複合パルプ
5.おわりに
第5節 延伸による多孔フィルムの作製技術 <串崎 義幸>
1.はじめに
2.乾式法(ラメラ開孔法)
3.湿式法(相分離法)
4.おわりに
第4章 多孔質食品 <瀬口 正晴>
1.はじめに
2.小麦とパン
3.多孔質構造を作る小麦粉
4.パンとゴム風船の違い
5.ケーキ,カステラの多孔質構造
第2編 多孔質体の物理的および化学的性質とその測定法
第1章 概 説 <竹内 雍/鈴木 義丈>
1.はじめに
2.多孔質体の基本的性質と測定法
3.多孔質体の密度
4.粒子(群)の気孔(細孔)率,空隙率および外表面積
5.粒子の細孔径,細孔容積および細孔径分布
6.粒子の内部表面積
7.多孔質粒子およびその充填層の性質のまとめ
8.多孔質体の化学的性質
9.おわりに
第2章 多孔質体の幾何学的および形態学的構造とそれらの測定
第1節 電子顕微鏡による多孔質体の形態観察 <干川 康人>
1.はじめに
2.電子線の入射によって得られる情報
3.走査型電子顕微鏡(SEM)
4.透過型電子顕微鏡(TEM)
5.おわりに
第2節 ESCA(X 線光電子分光分析) <石橋 歩>
1.はじめに
2.原 理
3.装置構成
4.多孔質体への応用
第3節 プローブ顕微鏡(STM/AFM) <石橋 歩>
1.はじめに
2.原理および装置構成
3.多孔質体への応用
第4節 DSC(示差走査熱量測定) <石橋 歩>
1.はじめに
2.原理および装置構成
3.多孔質材料への応用
第5節 画像解析による多孔性の評価 <竹内 隆>
1.はじめに
2.画像撮影
3.画像処理
4.統計処理
5.おわりに
第3章 多孔質体による気体や液体の分離・精製・除去
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.おわりに
第2節 気体分離膜 <田中 一宏>
1.はじめに
2.気体分離膜の用途
3.膜の気体透過分離の基礎
4.ガラス状高分子とゴム状高分子の気体透過特性
5.高分子鎖間の隙間と自由体積
6.おわりに
第3節 気体中の微粒子の除去 ―集塵・空気浄化― <根本源太郎>
1.はじめに
2.各種の集塵装置について
3.おわりに
第4節 多孔質体中の液体の透過 <鍋谷 浩志>
1.はじめに
2.ろ材抵抗
3.十字流ろ過技術
4.限外ろ過における透過流束の挙動
5.ゲル分極モデル
6.浸透圧モデル
7.溶質阻止率に関する性能評価
8.おわりに
第5節 多孔質体による液体中の固体のろ過 <川勝 孝博>
1.はじめに
2.ろ過方式
3.ケークろ過理論
4.閉塞ろ過理論
5.クロスフローろ過理論
6.おわりに
第4章 多孔質体における吸着,拡散および測定法 <竹内 雍/鈴木 義丈>
1.はじめに
2.吸着の基礎
3.撹拌槽における吸着
4.おわりに
第5章 多孔質体の機械的性質とその測定法 <瀬髙 俊哉>
1.はじめに
2.セラミックス多孔質体の試験方法
3.気孔径が機械的特性に及ぼす影響
4.セラミックス多孔質体の構造制御による信頼性向上
5.多孔質ハニカム
6.おわりに
第6章 多孔質体の熱的性質とその測定法 <平崎 哲郎>
1.比熱容量
2.熱伝導率および熱拡散率
3.熱膨張率
第7章 多孔質体の音響学的性質とその測定法 <中川 博>
1.はじめに
2.多孔質体の音響学的性質
3.多孔質体の音響特性の測定方法
第8章 ポーラスシリコンの光学特性 <八重 真治/松本 歩>
1.はじめに
2.シリコン太陽電池の光反射低減策とポーラスシリコン
3.電解エッチング(アノード酸化)
4.化学エッチング(ステインエッチング)
5.金属援用エッチングによるナノホールアレイ構造形成と光学特性
6.おわりに
第3編 多孔質体の応用
第1章 概 説 <竹内 雍>
1.応用編の紹介
第2章 分離・精製への応用
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.蒸留操作と吸着操作の対比
3.ガス吸収操作と吸着操作の対比
4.膜分離操作と吸着操作の対比
5.吸着操作利用を巡る最近の話題
6.おわりに
第2節 炭素質吸着材の利用 <青山 裕飛/並木 謙太/横井 誠/佐藤 俊介/西出 竜太>
1.活性炭の利用
2.吟醸用活性炭
3.PFAS 除去用活性炭
4.触媒用活性炭
5.さまざまな活性炭フィルター
6.危険薬剤除去用活性炭シート
7.エネルギー分野への応用
第3節 合成吸着剤の応用 <足立 正>
1.合成吸着剤(材)とは
2.合成吸着剤の利用分野
3.合成吸着剤の基礎特性
4.合成吸着剤の物理的特性と平衡吸着量との相関
5.合成吸着剤に特徴的な分離特性
6.おわりに
第4節 PSA 操作を用いたガス分離 <飛弾野龍也>
1.はじめに
2.PSA 式酸素製造装置(酸素PSA)
3.PSA 式窒素製造装置(窒素PSA)
4.深冷式空気分離装置前処理吸着器
第5節 空気中の有害ガス除去 <松村 芳美>
1.はじめに
2.有害なガスまたは蒸気の発散源
3.作業環境基準
4.作業環境浄化のための吸着技術
5.作業者の呼吸保護
6.おわりに
第6節 高分子膜による気体の分離
第1項 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.おわりに
第2項 脱気膜 <古澤巳千雄>
1.脱気膜
2.シリコーン中空糸分離膜「ナガセップ」
第3項 窒素富化膜 <近藤 武夫>
1.窒素富化膜のニーズと開発の歴史
2.窒素富化膜の原理と運転方法
3.窒素富化膜,窒素富化膜装置の開発事例
4.用途展開事例
5.窒素富化膜の経済性
第4項 酸素富化膜 <近藤 武夫>
1.技術開発経過
2.酸素富化膜技術の概要
3.用途開発動向
4.酸素富化膜,装置の開発動向
第5項 水素分離膜 <近藤 武夫>
1.水素分離膜のニーズと開発の歴史
2.水素の膜分離の原理
3.水素分離膜素材
4.水素分離膜,装置の開発事例
5.水素分離膜の経済性
第6項 除湿膜 <近藤 武夫>
1.除湿のニーズ
2.除湿膜の原理と膜素材
3.除湿膜の開発事例
第7項 加湿膜(給湿膜) <近藤 武夫>
1.加湿ニーズと問題点
2.膜式加湿器の原理
3.膜式加湿器の開発事例
第7節 高分子材料による液体の分離
第1項 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.高分子分離材の応用例
3.おわりに
第2項 MF膜(精密ろ過膜),UF膜(限外ろ過膜)<熊野 淳夫>
1.はじめに
2.MF,UF膜の位置づけと分離特性,測定方法
3.膜材質,製膜方法,膜構造
4.膜モジュール
5.運転方法
6.MF,UF膜の用途
7.おわりに
第3項 RO膜(逆浸透膜),FO膜(正浸透膜)<三浦 佑己>
1.はじめに
2.ろ過の原理およびRO膜とFO膜の位置付け
3.膜材質,膜構造,膜形状,膜の製法
4.膜分離の理論
5.膜の分離特性評価
6.RO膜,FO膜の用途
7.おわりに
第4項 イオン交換膜 <角倉 康介/金子 隆之/戸田 洋/大石 正典/田柳 順一/鈴木 翔>
1.はじめに
2.フッ素系イオン交換膜
3.炭化水素系イオン交換膜
第5項 イオン交換樹脂―三菱ケミカル㈱製―<徳永 和彦>
1.はじめに
2.イオン交換樹脂の構造とイオン交換
3.イオン交換樹脂の性質
4.イオン交換樹脂の工業的な応用例
5.おわりに
第8節 無機多孔質膜の分離への応用―多孔質体とその応用技術 <野村 幹弘>
1.はじめに
2.ゼオライト膜
3.シリカ膜
4.おわりに
第3章 固体触媒・担体としての化学反応プロセスへの応用
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.触媒と触媒反応の機構
3.固体触媒,触媒担体の性状
4.おわりに―触媒作用を示す元素と主な働き
第2節 石油精製プロセスへの応用 <松元 雄介>
1.はじめに
2.石油精製プロセスと水素化処理触媒
3.水素化処理触媒用多孔質担体の特性制御
4.残油処理における積層充填システムとしての最適利用
5.おわりに
第3節 石油化学における応用 <今井 裕之>
1.はじめに
2.芳香族化合物のアルキル化
3.酸化反応
4.おわりに
第4節 有機合成触媒としてのゼオライト <菅沼 学史/片田 直伸>
1.はじめに
2.気相ベックマン転位によるε - カプロラクタムの合成
3.アダマンタン合成
4.エタノールアミンの合成
5.有用化学品のワンポット合成のためのゼオライト利用
6.バイオマス変換による有用化学品合成
7.おわりに
第5節 環境触媒 <戸塚 香織/坂本 圭>
1.はじめに
2.空気清浄機用触媒
3.オゾン分解触媒
4.おわりに
第4章 クロマトグラフィーへの応用
第1節 ガスクロマトグラフィー <植田 郁生/中神 光喜/齊戸 美弘>
1.ガスクロマトグラフィー用充填カラム
2.試料の前処理
第2節 高速液体クロマトグラフィー <中村 洋>
1.はじめに
2.HPLC の基礎理論
3.HPLC における分離
4.HPLC における検出
第3節 イオンクロマトグラフィー <森 勝伸>
1.はじめに
2.イオンクロマトグラフィーの分離原理
3.イオン交換樹脂
4.イオン交換樹脂の保持特性
5.イオン交換樹脂の基材の種類
6.おわりに
第4節 キラル分離への多孔質体の応用 <大西 敦/大西 崇文/福田 大祐>
1.はじめに
2.キラル固定相の概要
3.多糖系キラル固定相
4.工業規模の光学活性体製造への応用
5.おわりに
第5節 セルロース系クロマトグラフィー担体 <椎名 真己>
1.はじめに
2.生体へのセルロースの利用
3.クロマトグラフィーとしての利用
4.バイオ医薬品の精製工程
5.ワクチンの精製
6.抗体医薬品の精製
7.モダリティへの展開
8.おわりに
第5章 ろ材としての応用
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.おわりに
第2節 ろ過材料
第1項 繊維層エアフィルタ <林 敏昭>
1.はじめに
2.繊維層エアフィルタ
3.エアロゾルのろ過の機構
4.粒子捕集機構と捕集理論
5.フィルタの粒子捕集効率と圧力損失
6.ナノ粒子の捕集
7.サブミクロン粒子の捕集
8.おわりに
第2項 水のろ過技術<稲葉 芳彦/岸 敬治>
1. ろ紙とは
2.カートリッジフィルターとは
第3節 焼結金属不織布ろ材 <石川 敏>
1.はじめに
2.焼結金属不織布とは
3.製 法
4.特 徴
5.ろ過特性
第6章 水処理プロセスでの応用
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.水処理の目的と対象
3.各種の水処理プロセスとその目的
4.おわりに
第2節 家庭用浄水器への応用 <竹田はつ美>
1.水道水の現状と課題
2.家庭用浄水器とは
3.浄化の仕組み
4.おわりに
第3節 高度浄水処理への応用 <安武 昭典>
1.高度浄水処理とは
2.日本に導入されている高度浄水処理の特性
3.浄水処理の研究動向
第4節 超純水製造システムにおけるイオン交換樹脂の適用 <中馬 高明>
1.はじめに
2.超純水製造システムの構成とイオン交換樹脂の役割
3.一次純水システム
4.二次純水システム
5.おわりに
第5節 下水処理への応用 <安武 昭典>
1.はじめに
2.下水の高度処理
3.リンの回収技術
第6節 し尿処理への応用 <安武 昭典>
1.はじめに
2.活性炭による吸着処理方法
3.し尿処理の活性炭吸着における留意点
4.その他の開発状況 膜分離を中心に
第7章 食品・飲料分野への多孔質体の応用
第1節 食品産業における膜技術 <鍋谷 浩志>
1.はじめに
2.膜分離技術の原理と特徴
3.食品製造における膜分離技術の応用例
4.食品製造における膜分離技術利用の新たな展開
5.膜分離技術を食品産業に応用する際の問題点とその対策
6.おわりに
第2節 飲料からのカフェイン除去 <塩野 貴史>
1.飲料とカフェイン
2.飲料における選択的なカフェイン吸着
3.モンモリロナイトによる飲料からのカフェイン除去の汎用性
4.吸着剤が飲料の外観品質に及ぼす影響
第3節 乳業における膜利用 <越膳 浩>
1.はじめに
2.乳業における膜処理の種類・特徴
3.乳業における膜処理の代表例
4.乳業における膜処理の検討例
5.おわりに
第4節 醤油製造における珪藻土ろ過技術 <金澤 成俊>
1.はじめに
2.醤油の製造工程におけるろ過
3.醤油製造における珪藻土ろ過
第5節 青果物の鮮度保持に応用可能な多孔質材料 <森 武士/執行 達弘/野村 隆文>
1.はじめに
2.湿度の制御:高湿度域調湿材
3.エチレンの制御(プラチナ触媒)
4.おわりに
第6節 多孔質食品のテクスチャー―スポンジケーキを例として― <山野 善正/川染 節江>
1.はじめに
2.バタースポンジケーキ,その調製条件とテクスチャー
3.スダチの画像解析
4.気泡形成の顕微鏡観察
5.動的粘弾性測定とESR 法によるスポンジケーキ生地の微視的および巨視的物性
6.おわりに
第8章 化粧品分野への応用
第1節 概説―化粧品における多孔質粉体の応用 <鈴木 高広>
1.はじめに
2.ファンデーション粉体がつくる多孔質構造と使用感
3.ファンデーションの体質顔料と多孔質粉体
4.毛穴における多孔質粉体の機能性
5.多孔質粉体化粧料の用途開発
第2節 球状多孔質シリカとその応用 <上田 稔>
1.はじめに
2.球状多孔質シリカの製法
3.球状多孔質シリカの機能と特性
4.無機質複合化球状多孔質シリカカプセル
5.無機質複合化球状多孔質シリカカプセルの特性
6.その他の機能性球状多孔質シリカ
7.おわりに
第3節 セルロース系多孔質粉体の応用 <鈴木 高広>
1.はじめに
2.セルロース系多孔質粉体の化粧機能の評価
3.乳化品におけるセルロース系多孔質粉体の応用
4.おわりに
第9章 医療分野での応用
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.医療分野における多孔質体の応用
3.アメニティーライフ(快適な生活)のための多孔質体の利用
4.おわりに
第2節 バイオ医薬品製造での利用
第1項 バイオ医薬品製造におけるクロマトグラフィー精製 <渡部 毅>
1.はじめに
2.逆相クロマトグラフィー充填剤:YMCbasicおよびTriart Prep Bio200 C8
3.おわりに
第2項 バイオ医薬品製造における膜分離技術<中川 明郎/赤松 浩>
1.はじめに
2.循環ろ過方式について
3.膜分離技術の医薬品製造への応用
4.ダイアフィルトレーションについて
5.おわりに
第3節 血液浄化膜としての利用
第1項 血液浄化膜 <山下 明泰>
1.はじめに
2.血液浄化治療の歴史的背景
3.治療法と膜素材の分類
4.物理的構造による血液浄化膜の分類
5.溶質の透過特性の評価法
6.生体適合性に関する検討
7.おわりに
第2項 血漿分離膜 <平野竜一郎>
1.はじめに
2.国内外で使用されている血漿分離器
3.血漿分離器の製造工程と機能
4.血漿分離器の使用条件
5.血漿分離器を用いた治療モード
6.適応疾患
7.おわりに
第4節 人工腎臓用中空糸膜 <島津 順平>
1.はじめに
2.人工腎臓用中空糸膜への要求
3.優れた分画特性
4.孔の閉塞抑制
5.高い生体適合性
6.中空糸膜の製膜法について
7.CTA膜の特徴
8.おわりに
第5節 合成系コーティング材料「セックワン®」の医療機器への応用 <川勝 雄太>
1.はじめに
2.セックワン® とは
3.セックワン® による抗血栓性作用の機構
4.おわりに
第6節 酸素濃縮器への利用 <佐藤 容司>
1.はじめに
2.在宅酸素療法
3.医療用酸素濃縮器
4.吸着型酸素濃縮器の原理
5.在宅医療機器としての要件
6.その他の在宅酸素療法関連機器の動向
7.おわりに
第7節 ウイルス除去フィルター <本郷 智子>
1.はじめに
2.ウイルス除去フィルターの社会的な役割
3.「プラノバTM」ウイルス除去膜の開発
4.プラノバTM の機能と特性
5.生物学的製剤での実用例
6.プラノバを用いた研究
7.ウイルス除去フィルターの今後
8.おわりに―結論と将来展望―
第8節 コラーゲン使用人工骨「ボナーク®」について <松林 秀繁>
1.はじめに
2.コラーゲン使用人工骨「ボナーク®」とその開発の経緯
3.骨代謝,再生治療
4.組織再生と多孔質体
5.「ボナーク®」の特性
6.臨床成績(国内治験)
7.おわりに
第9節 水酸アパタイトの異方性制御を利用した多孔質セラミックスの開発 <相澤 守>
1.はじめに
2.水酸アパタイトとその異方性制御
3.異方性制御アパタイト単結晶粒子へのタンパク質の選択吸着
4.人工骨に利用される多孔質セラミックス
5.a 面を多く露出したアパタイトファイバーによる骨誘導能を備えた多孔質HAp セラミックスの開発
6.おわりに
第10節 細胞多孔質足場材料 <川添 直輝/陳 国平>
1.はじめに
2.細胞多孔質足場材料と空孔サイズの制御
3.マイクロパターン構造を持つ細胞多孔質足場材料
4.合成高分子と天然高分子を複合化した細胞多孔質足場材料
5.細胞外マトリックスで修飾した生体模倣型細胞多孔質足場材料
6.発熱するナノ粒子を複合化した細胞多孔質足場材料
7.おわりに
第11節 自己乳化現象を利用した「超低密度」多孔質微粒子の作製と医療応用 <村上 義彦>
1.はじめに
2.医療へ応用可能な多孔質微粒子作製のためのエマルション理論
3.「超低密度」多孔質微粒子の作成と肺送達特性の評価
4.おわりに
第12節 抗菌・抗ウイルス機能を有する銀ゼオライトの医療分野への応用 <谷口 明男>
1.はじめに
2.銀ゼオライトの特徴
3.銀ゼオライトの抗菌性能
4.銀ゼオライトの抗ウイルス性能
5.銀ゼオライトの医療分野への応用
6.おわりに
第10章 電池・キャパシタへの応用
第1節 燃料電池電極への応用―燃料電池の形式と多孔質材料― <林 灯/八木 一三>
1.燃料電池の形式
2.多孔質材料
3.おわりに
第2節 リチウムイオン二次電池への応用
第1項 リチウムイオン二次電池負極材<干川 康人/増田 佳穂>
1.はじめに
2.リチウムイオン二次電池の基本原理
3.リチウムイオン二次電池の構成材料
4.負極材の表面積と負極合材の極板密度の電池性能への影響
5.おわりに―リチウムイオン二次電池の将来展望
第2項 リチウムイオン二次電池セパレータ用多孔質膜 <西川 聡>
1.はじめに
2.ポリエチレン微多孔膜
3.機能層
4.おわりに
第3節 次世代電池材料
第1項 多孔質炭素 <向井 紳/岩村振一郎>
1.はじめに
2.LAB について
3.カーボンゲル
4.CG のLAB 正極への適用
5.おわりに
第2項 焼酎かすを用いた活性炭の作製と電気二重層キャパシタ用電極への応用
<田島 大輔>
1.電気二重層キャパシタの構造と原理
2.焼酎かすから作製された多孔質活性炭の電気二重層キャパシタ用電極への応用
3.多孔質活性炭材料の作製方法と表面分析結果
4.電気二重層キャパシタ用電極作製に関する実験方法と電気化学的測定結果
5.おわりに
第11章 センサーへの応用―半導体ガスセンサー― <松本 晋一>
1.はじめに
2.検知メカニズム
3.感ガス材料の製法
4.センサーの構造
5.感ガス体密度と高湿耐久性
6.基本駆動回路
7.半導体ガスセンサーの検知濃度
8.おわりに
第12章 電子材料への応用
第1節 ポリイミド多孔質シート <兵藤 豊/山口日出樹>
1.はじめに
2.ポリイミドの低誘電率化
3.ポリイミドの多孔質化方法
4.多孔質ポリイミドの作製例と商品例
5.㈱KRI 作製のポリイミド多孔質体
6.おわりに
第2節 多孔質電磁波シールド材料 <阿部 一智>
1.はじめに
2.電磁波シールドのメカニズム
3.電磁波分野における多孔質体の活用事例
4.㈱巴川製紙所における金属繊維シートの開発
5.おわりに
第13章 土木分野での応用
第1節 発泡スチロールを用いた軽量盛土工法 <窪田 達郎>
1.はじめに
2.工法の特長
3.工法の施工法
4.軽量盛土材料としての発泡スチロールの特性
5.発泡スチロールを用いた軽量盛土の設計概要
6.発泡スチロールを用いた軽量盛土の実例
7.おわりに
第2節 多孔質エアミルクの開発 <吉田 智哉/瀧川 信二>
1.はじめに
2.エアミルクとは
3.エアミルクの製造方法
4.多孔質エアミルクの開発
5.本製品の使用用途および利点
6.おわりに
第14章 軸受・摩擦材への応用
第1節 概 説 <小澤 政範>
1.はじめに
2.摩擦と摩耗および潤滑機構
3.油中使用下での気孔の働き
4.焼結金属以外の湿式摩擦材および乾式摩擦材と気孔の役割
5.おわりに
第2節 焼結含油軸受および機能性焼結軸受 <毛利 敏彦/山下 智典>
1.はじめに
2.焼結含油軸受の特徴
3.焼結含油軸受の製造工程
4.機能性焼結軸受
5.おわりに
第3節 多孔質チタン酸塩の摩擦材料への応用 <大門恵美子>
1.はじめに
2.摩擦材用のチタン酸塩について
3.多孔質チタン酸塩の特徴
4.おわりに
第4節 多孔質体の摩擦材への応用 <小澤 政範>
1.はじめに
2.ブレーキパッドについて
3.焼結現象と焼結機構
4.材質の評価(焼結密度)
5.ブレーキパッドの性能について
6.おわりに―ブレーキパッドの今後の動向について
第15章 原子力分野への応用
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.原子力平和利用の始まり―原子力発電,放射性同位元素の利用など
3.放射線照射と防護の方法など
4.放射性同位元素の利用と多孔質体
5.おわりに
第2節 放射性ヨウ素吸着剤および放射性希ガス保持剤 <遠藤 好司/石川 慶浩>
1.はじめに
2.フィルターベントへの吸着技術の適用
3.フィルターベントの開発
4.放射性希ガス保持剤
5.おわりに
第16章 多孔質吸着剤を用いた新しいCO2分離回収技術
第1節 概 説 <竹内 雍>
1.はじめに
2.おわりに
第2節 DDR型ゼオライト膜を用いた効果的なCO2分離回収技術 <長谷川裕晃>
1.はじめに
2.DDR 型ゼオライト膜の適用先
3.DDR 型ゼオライト膜の実用化へ向けた技術開発
4.CO2-EOR 向け実証試験
第3節 アミン担持固体吸収材を用いた燃焼排ガスおよび空気からのCO2回収
<沼口 遼平/奥村 雄志/西部 祥平/吉澤 克浩>
1.はじめに
2.アミン担持固体吸収材
3.KCC システム
4.大規模排出源からのCO2回収(PCC)
5.空気からの直接CO2回収(DAC)
6.おわりに