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気象データ分析の高度化とビジネス利用


定価 ¥ 41,800(税込)
販売価格 ¥ 41,800(税込)
商品番号:dn0071
ISBN: 978-4-86043-794-7


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商品番号:dn0071c
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■発刊日:2022年6月30日
■販売者:パテントテック社

■出版社:株式会社エヌ・ティー・エス
■資料体裁:B5版、250頁

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・気象・気候情報のビッグデータを蓄積し活用することを
 目指す「気象データビジネス」の拡大期!
・激甚化する気象災害や地球温暖化問題を乗り越え、新たな
 価値を創出しビジネス開発する方策を探る!
・気象ビッグデータのプロフェッショナル集団「気象ビジネス
 コンソーシアム(WXBC)」の全貌を掲載!


●執筆者

【監修者】
越塚  登   東京大学 大学院情報学環・学際情報学府 教授/
        気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC) 会長

【執筆者】
越塚  登   東京大学 大学院情報学環・学際情報学府 教授/
        気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC) 会長
加藤 輝之   気象庁気象研究所 台風・災害気象研究部 部長
呉  修一   富山県立大学 工学部 准教授
気象庁情報基盤部情報利用推進課
吉野  純   岐阜大学 工学部附属応用気象研究センター 教授/センター長
清野 直子   気象庁気象大学校 講師
澤田  謙   気象庁気象研究所 気象観測研究部 主任研究官
川端 康弘   気象庁気象研究所 応用気象研究部 研究官
瀬古  弘   気象庁気象研究所 気象観測研究部 部長
中田 亮太   日本電信電話株式会社 デジタルツインコンピューティング研究センタ 主任研究員
関口 美保   東京海洋大学 海洋工学部 教授
仲吉 信人   東京理科大学 理工学部 准教授
王  玉冬   嘉創株式会社 代表取締役
仙石 健介   高知県庁 農業振興部農業イノベーション推進課 主幹
古賀 新一郎  有人宇宙システム株式会社 宇宙事業部 主幹
渡部 靖之   有人宇宙システム株式会社 宇宙事業部 主任
小越 久美   一般財団法人日本気象協会 事業本部社会・防災事業部気象デジタルサービス課 
        副課長
松本 健人   一般財団法人日本気象協会 事業本部社会・防災事業部気象デジタルサービス課
        データ解析グループ 技師
須長 智洋   一般財団法人日本気象協会 事業本部社会・防災事業部気象デジタルサービス課
        データビジネスグループ 技師
大江 恵里   一般社団法人全国清涼飲料連合会 企画部
榎本 佳靖   一般財団法人日本気象協会 環境・エネルギー事業部エネルギー事業課 技師
片山 秀史   株式会社環境エネルギー総合研究所 研究開発部門 取締役副所長
大庭 みゆき  株式会社環境エネルギー総合研究所 代表取締役
橘  克憲   株式会社パスコ 経営戦略本部 上席執行役員本部長
泉  浩人   株式会社ルグラン 代表取締役共同CEO
中川 達生   株式会社ROX 代表取締役
伊藤  寛   三井住友海上火災保険株式会社 新種保険部 ART 引受チーム長
遠藤 史博   株式会社JMDC データイノベーションラボ
冨永 伸介   ハイパーアグリ株式会社 代表取締役
村上 文洋   気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC) 新規気象ビジネス創出WG 座長
田原 春美   気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC) 人材育成WG 座長




序論 気象データ分析の高度化とビジネス利用  《越塚 登》

第1編 深刻化する気象災害とその予測・評価
第1章 変化する気象災害/極端現象  《加藤 輝之》
 1.はじめに
 2.大雨災害・事例数の推移
 3.大雨と下層水蒸気との関係
 4.集中豪雨と線状降水帯
 5.台風と竜巻
 
第2章 領域気象・洪水統合モデルを用いた降雨・洪水計算  《呉 修一》
 1.はじめに
 2.洪水リスク評価・予測の概要
 3.入力値としての気象データ
 4.領域気象・洪水統合モデル
 5.今後の流域治水に向けた気象データの重要性


第2編 気象データ分析の高度化
第1章 データの基礎と可視化・分析
第1節 気象データの全体像,入手方法 (気象庁情報基盤部情報利用推進課)
 1.気象データとは
 2.気象観測データについて
 3.気象予測データについて
 4.海洋に関するデータ
 5.地震・津波に関するデータ
 6.火山に関するデータ
 7.気象データの入手方法
第2節 気象データと業務データをかけ合わせたデータ分析の実践 《吉野 純》
 1.はじめに
 2.気象データ分析の流れ
 3.さまざまなデータ分析
 4.気象×電力の分析の例
 5.まとめ
 
第2章 新たな気象予測手法の開発
第1節 都市気象予測の現状と課題-都市気象予測の発展を目指して-
  《清野 直子,澤田 謙,川端 康弘,瀬古 弘》
 1.はじめに
 2.都市の暑熱化:都市ヒートアイランドの形成
 3.都市の降水
 4.都市気象の予測
 5.おわりに
第2節 気象のデジタルツイン:微気象シミュレーション  《中田 亮太》
 1.デジタルツインとは
 2.都市のデジタルツインと気象のデジタルツイン:微気象
 3.微気象シミュレーションとユースケース
 4.微気象シミュレーションの課題
 5.今後の取り組み
第3節 高解像度気候計算における広帯域放射伝達モデルの発展  《関口 美保》
 1.はじめに
 2.放射伝達モデルの諸過程
 3.今後の展望
 
第3章 気象データデバイスの開発と活用
第1節 地上気象ビックデータ取得システムの開発  《仲吉 信人》
 1.はじめに
 2.ハードセンサ:気象5 因子の測定デバイス
 3.ソフトセンサ:各種温熱感指標・温熱生理因子の算出
 4.おわりに
第2節 気象センサーと気象センサークラウドの連携  《王 玉冬》
 1.はじめに
 2.気象センサーの概要
 3.気象センサーとクラウド連携のシステムソフトウェア構成
 4.気象センサークラウドの連携


第3編 気象データのビジネス利用
第1章 農業支援
第1節 気象データを活用したIoP(Internet of Plants)の取り組み  《仙石 健介》
 1.高知県の施設園芸農業
 2.IoP クラウドの構築と気象データの取り込み
 3.今後の展望
第2節 衛星データと気象データを活用した農業支援  《古賀 新一郎,渡部 靖之》
 1.気象データと農業,特に稲作との関係
 2.農家方々の気象データの使い方現状
 3.衛星データと気象データを交えた農業支援の取り組み事例
 4.今後の展望
 
第2章 食品・飲料
第1節 気象データを活用した商品需要予測  《小越 久美,松本 健人,須長 智洋》
 1.まえがき
 2.流通における課題
 3.省エネ物流プロジェクト
 4.事業化後の取り組み
 5.気象予測の導入効果は1,800 億円
第2節 清涼飲料販売数と平均気温に基づいた需要予測の可能性  《大江 恵里》
 1.清涼飲料業界の気象情報活用の現状
 2.本プロジェクトの目的
 3.検証内容(概要,データ前提,効果測定方法)
 4.清涼飲料販売数と気象の相関
 5.気象予想データを使った実証実験
   -自動販売機のホット・コールド切り替え時期の判断に気象予報を活用した実験
 6.おわりに
 
第3章 エネルギー・住宅・防災
第1節 電力需要予測・太陽光発電出力予測・電力取引価格予測  《榎本 佳靖》
 1.はじめに
 2.電力需要予測
 3.太陽光発電出力予測
 4.電力取引価格予測
第2節 気象予測とAI・IoT による快適・健康・低炭素型住宅 《片山 秀史,大庭 みゆき》
 1.実大住宅におけるエアコン使用実態
 2.気温とエアコンのエネルギー消費量
 3.気象予測とAI・IoT による快適・健康・低炭素型住宅
第3節 災害リスク情報サービス「DR Info(ディーアール・インフォ)」  《橘 克憲》
 1.はじめに
 2.気象災害の脅威
 3.パスコにおける自然災害への取組み
 4.気象データを活用した「DR-Info」のサービス概要
 5.DR-Info が提供する主な価値
 6.台風や豪雨などの気象データを活用して災害リスクを通知
 7.気象データを活用したクラウドサービスの拡大
 
第4章 物流・販売
第1節 天気に合わせたファッションレコメンドサービス  《泉 浩人》
 1.気象データを活用したファッションレコメンドサービス『TNQL』
 2.気象データのビジネス活用における検討課題
 3.TNQL API について
 4.近未来予測としての気象データの可能性
第2節 気象データを用いた物流予測「AI-Buffalo-」  《中川 達生》
 1.はじめに
 2.需要予測のシステム開発やサービスにおける過去の課題とその解決
 3.物流の業界の動向について触れる
 4.物流業界における需要予測の必要性
 5.物流予測AI-Buffalo- について
 6.気象データの関連について
 7.物流予測AI-Buffalo- で意識していること
 8.今後の展望
 
第5章 保険・ヘルスケア
第1節 気象災害や異常気象等の影響をリスクヘッジする「天候デリバティブ」 《伊藤 寛》
 1.はじめに-天候リスクと天候デリバティブの誕生
 2.天候デリバティブとはどのようなものか
 3.天候リスクを取り巻く状況
 4.天候デリバティブと保険
 5.天候デリバティブにおける気象データの利用
 6.天候デリバティブによるリスクヘッジ活用例
 7.天候デリバティブの今後
第2節 医療ビッグデータと気象データの組み合わせによる片頭痛の発症予測 《遠藤 史博》
 1.はじめに
 2.レセプトとは
 3.片頭痛の特徴
 4.片頭痛発症予測モデルの構築
 5.片頭痛発症患者数予測モデルの活用方法
 6.おわりに
 
第6章 エンターテインメント×気象情報によるデータビジネスの可能性
  《冨永 伸介》
 1.公営競技の市場規模と動向
 2.競艇における気象条件とレースの関係
 3.競輪における雨と風のレースへの影響
 4.競馬における天候とトラックバイアスの関係
 5.気象情報のデータビジネス化
 6.気象情報を生かしたゲーム(VR)開発
 7.パイロット時代のエピソード
 8.まさかの墜落―その時の状況
 9.検証を通して見えた気象の重要性
 10.バーチャルと現実が近くなる前に―求められる緻密な気象情報


第4編 産官学連携による気象ビジネスの展開
第1章 気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)の概要
  《気象庁情報基盤部情報利用推進課》
 1.はじめに
 2.WXBC の設立
 3.WXBC の会員
 4.WXBC の組織概要
 5.気象データ利活用の現状とWXBC の活動
 
第2章 WXBC 新規気象ビジネス創出WG の活動  《村上 文洋》
 1.データ活用で変わる社会
 2.新規気象ビジネス創出WG の活動
 
第3章 WXBC 人材育成WG の活動-気象ビジネスを先導する人材の育成を目指して
  《田原 春美》
 1.はじめに
 2.人材育成WG の活動方針と育成スキルについて
 3.活動の概要
 4.活動のさらなる進化と深化で次のステージへ-パンデミック下の活動展開-
 5.おわりに